ブログblog

ピラティスライフ藤沢のブログです

ピラティスとは?

2017年11月25日

ピラティスとは?
ピラティスは元々リハビリテーション(リハビリ)の為に考案されたエクササイズです。
ドイツ人である看護師のピラティスさんという方が開発したエクササイズなので「ピラティス」という名前です。


第一次世界大戦の負傷兵のリハビリにも使われたエクササイズで、ベッドに寝たきりになってしまった方に寝たきりの状態でも出来るリハビリを考案しました。

これがのちに「ピラティス」と呼ばれるエクササイズの始まりになります。
第一次世界大戦中に戦争よりも多くの命を奪ったインフルエンザが流行しました。


ピラティス氏が住む島まで流行が及びましたが、ピラティス氏と共にピラティスをしていた仲間達はインフルエンザに一切かからなかったと言われており、ピラティスが注目されるきっかけにもなったとされています。




日本で流行になったのは芸能人の方がテレビや雑誌で紹介したのがきっかけです。
当初は「ピラティス=セレブがやるもの」と認識されていました。

一部のセレブのカラダ作りとしてイメージされていました。
そのイメージのままスタジオ作りをしていた企業がほとんどで1レッスン3000円以上というのは当たり前でした。

今でも1レッスン3000円以上のスタジオは数多くありますが、当初よりリハビリや誰でも出来る運動として認知され始めリーズナブルな料金形態で通えるスタジオも増えてきました。


ヨガも同様にピラティスは「誰でも出来る運動」なんです。
全ての運動(スポーツ)の基礎となるエクササイズなんですね。



多少覚えにくく言いづらい名前でもあるので、長く通われている方でも「ティラピス」「テラピス」まれに「ティラミス」と間違って覚えている方もいらっしゃいます。




ピラティス氏は「コントロロジー」と命名していましたが日本では「ピラティス」として広まっています。


ピラティス氏がコントロロジーと名付けていたのは「全身の筋肉と精神をコントロールするエクササイズ」と呼んでいたからと言われています。


この名の通りピラティスは単なるエクササイズではなく、「骨の位置、関節や筋肉を感じながらカラダを操作する」という事を学んでいきます。

普段無意識に動かしているカラダを意識的にコントロールすることにより、本来のカラダの機能を取り戻すのがピラティスの大きな特徴になります。


その過程、結果で「姿勢改善」「美ボディライン」「ダイエット」「筋力アップ(インナーマッスル)」「お腹引き締め」「ヒップアップ」「腰痛・肩こり改善」「運動不足解消」「冷え性改善」「リラックス・リフレッシュ」等の効果を得ることが出来るのです。



ピラティス氏はこんな言葉を残しています。


「10回でカラダの違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で新しいカラダになる。」




また、ピラティスでは胸式呼吸をメインに行っていきます。
良く似ていると言われるヨガは腹式呼吸をメインに行います。


胸式呼吸といえばピラティスというくらい、ピラティスでは胸式呼吸をとても大事にしています。
胸式呼吸だけをしてもカラダにはとても良い影響があります。


胸式呼吸は自律神経の交感神経を優位にします。
ヨガで行う腹式呼吸は副交感神経を優位にします。



カラダを活発に動かすピラティスのレッスンには胸式呼吸が合っているとされていて、
リラックス効果や精神の統一を目指すヨガでは副交感神経が優位に働く腹式呼吸が良いとされています。


ヨガと一緒と思われがちのピラティスですが、呼吸法も異なり目的も違うエクササイズになります。
もちろんヨガもとても良いエクササイズなのでオススメです。


このように独特な呼吸法を行いながらカラダを活発にし、骨の正しい位置を意識し筋肉と関節を自らコントロールしていくのがピラティスになります。


また、ピラティスの大きな効果で「体幹強化」いわゆる「インナーマッスル強化」があります。
近年のスポーツでは体幹強化はとても重要な要素になっており、多くのスポーツ選手がピラティスやヨガをトレーニングの一環として取り入れています。




理解度が高い選手になると、試合前にはピラティスでカラダを活性化させ、試合後はヨガでカラダをクールダウンさせる方もいます。
上手く取り入れ使い方次第ではパフォーマンスに大きく影響を与えます。



インナーマッスルとは目には見えない「内側の筋肉」になります。
ボディビルダーさんやスポーツジムでマシンを使って鍛えている筋肉はアウターマッスル(外側の筋肉)になります。



アウターマッスルを鍛える事でのメリットはたくさんあるのですが、女性にとってはインナーマッスルを鍛える事の方がメリットがあるのです。



メリット

①姿勢の保持
②骨、関節を正しい位置に
③代謝アップ(ダイエット効果)
④疲れくいカラダに
⑤全身引き締まる(くびれ)
⑥内臓を引き上げる




インナーマッスルを鍛えることで、姿勢が整い、全身引き締めによる美しいプロポーションを手に入れ、代謝アップによる体温上昇(冷え性改善)やダイエット効果があります。

インナーマッスルを鍛えるだけでこれだけの効果を得る事が出来ます。


特に代謝を上げるというのはとても大事です。
現代は便利な世の中になるにつれ、私生活でカラダを動かすことが減ってしまいました。


その割には食事量(摂取カロリー)は同等か増量してしまっている方も多くいます。
当然のように太ってしまいやすい環境になってしまっています。




インナーマッスルを鍛える事によって基礎代謝をアップすれば、一日の運動量が変わらなくても消費カロリーは減ります。
基礎代謝は「一日何もしなくても消費するエネルギー」です。


基礎代謝は生命を維持するために、内臓を動かし体温を保つなど生きるうえで必須となるエネルギーです。
インナーマッスルは生きていく為に必要な筋肉と言えるのです。



基礎代謝は女性だと15歳以降に低下すると言われる為、基礎代謝維持やアップの為には意識的なトレーニングが必要となります。
そのトレーニングの中で一番適しているのがピラティスとされています。


スタジオに通えない方は胸式呼吸をするだけでもインナーマッスルは鍛えられ、基礎代謝アップにつながります。
ぜひより良い生活、健康の為にピラティスを取り入れてみて下さい^^